玄関まわりやお庭に植えることで、住まいの象徴となるシンボルツリー。自宅に植えたいけれど、どんな種類の樹木をどこに植えたら良いのか分からないというお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はシンボルツリー選びのポイントをご紹介します。
シンボルツリーとは
シンボルツリーとは、家の外観を美しく見せて建物を引き立てる樹木や、お庭の中心となるような樹木のことを指します。家の顔となる存在です。「引越しをした」「子供が産まれた」などの何かの記念に植える記念樹として植える方も多いです。
選び方のポイント
・用途に合わせて選ぶ
シンボルツリーを選ぶ際には、目的を明確にすることが重要です。
例えば、「プライバシー保護」「日除け」「防風」などが目的の場合は高さや密度のある植物を選ぶのがおすすめです。
・成長後の大きさを考慮
シンボルツリーは、それぞれ成長速度や成長後の大きさが異なります。
庭のスペースに合わせて、成長後も適切なサイズを保てる樹木を選ぶことが大切です。
・メンテナンスの手間を考える
シンボルツリーの美しさを長く保つためには、定期的なメンテナンスが必要です。
例えば、落葉樹を選ぶ場合は、落葉による掃除の手間がかかります。どれだけメンテナンスや掃除に手間をかけられる時間があるかという面で選ぶことも重要です。
おすすめのシンボルツリー
・シマトネリコ
シマトネリコは常緑樹で一年中、グリーンを楽しめるので、冬場でもお庭が寂しくなりません。常緑樹の中では葉が薄く透け感があり軽やかな印象なので、シンボルツリーとしておすすめです。4~5月頃には白く小さな花を咲かせます。成長が早く、葉や枝を茂らせるので目隠しにも適していますが、狭い玄関先や門まわりに植える際には注意が必要です。サイズを抑えるためには定期的な剪定が必要です。
・オリーブ
オリーブは「平和」「幸福」「家庭円満」のシンボルとして愛されてきた縁起木で、シンボルツリーとしておすすめです。
葉の色や形、枝ぶりなど独特の雰囲気が人気の樹木であり、一年中グリーンを楽しめます。実の収穫をできるのも楽しみの一つになりそうですね。
成長が早いので定期的な剪定が必要です。
・ハイノキ
ハイノキは常緑樹で一年中緑を楽しめます。
シマトネリコに比べて成長がゆっくりなため管理がしやすいことから、ここ最近シンボルツリーとして注目されています。
日が強く当たる場所に植えてしまうと葉が焼けて茶色くなってしまう可能性がありますので、植える場所には注意しましょう。
・アオダモ
アオダモは冬に葉を落とす落葉樹ですが、人気のシンボルツリーです。
趣のある見た目で、枝が直立していない独特のフォルムが特徴です。冬の枝ぶりも美しく、四季を通じて庭に変化をもたらします。
成長が遅く、維持管理が比較的ラクな樹木です。